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転職

転職する?しない?、どちらが良い?

2020年6月28日

みなと

30年くらい介護職やソーシャルワーカー、時々管理職。 介護福祉士、介護支援専門員、精神保健福祉士。 現在は精神保健福祉士として活動中。 介護職やソーシャルワーカーの賃金と地位向上を目指して日々邁進。 転職、スキルアップについて発信中です。

医療、介護業界は、転職経験がある方の方が多いです。

一方、転職をせず、一つの職場で長年頑張っておられる方もいます。

私自身、30年近く医療・介護業界に携わってきましたが、7回の転職歴があります。

単純に計算して4年に1回は転職していることになります。

今回は私自身の経験を踏まえ、「転職した方が良いのか?」「転職しない方が良いのか?」について、述べてみます。

注意点ですが、今回は他業種への転職については言及しません。

同じ、医療介護業界での転職について書いています。

Contents

転職するメリット

転職するメリット

  1. 多角的な視点を持つことができ、知識やスキルを応用することができる
  2. 環境を変えることができる

多角的な視点を持つことができる

転職し、職場が変わると、それまでの事業所と現在の事業所を比較することができます。

良いところ、悪いところが明確になります。

転職先で改善すべき点があったら、以前の職場で上手く行っていた方法を応用することができます。

他事業所で培った知識やスキルを活かすことができる

転職する最大のメリットはこれです。

雇った側も雇われた側、双方win-winの関係を持つことができます。

環境を変えることができる

環境についてですが、

  • 人間関係
  • 賃金
  • 通勤

と考えてみます。

転職することで、ほぼほぼ人間関係をリセットすることができます。

職場が変わることで、一気に人間関係が楽になることがあります。

人間関係に悩み、メンタル崩壊しそうだったが、転職して人間関係に悩むことが少なくなった、という話はよくあります。

また、それまで実績を積み重ねていたのであれば、転職することで賃金アップすることもできます。

労働時間が長く、賃金アップも望めず、人間関係に悩んでいるのであれば、転職を考えた方が良いです。

転職することで、通勤が楽になり、体力的にもしんどい思いをしなくて済むこともあります。

通勤時間1時間、よりも5分、の方が楽に決まっています。

ただし、通勤時間を心身のリセット時間に当てている、という方には、一定の通勤時間が必要でしょう。

転職するデメリット

転職するデメリット

  1. 頻回な転職は悪印象
  2. 新たな人間関係をつくるのがしんどい

という点が挙げられます。

頻回な転職は悪印象

転職、ということ自体はひと昔と比べると、随分受け入れられるようになってきました。

しかし、いまだに転職について快く思っていない、昭和の考えを引きずっている人が一定数いるのも確かです。

特に、転職回数が頻回、具体的に言うと数ヶ月〜1年単位で転職を繰り返している、という人は採用までなかなかたどりつきません。

採用する側も、何か問題があるのではないか、と必ず感じます。

事業所側に問題がある場合は別ですが、「転職の理由」を前向きな理由で言うことができず、1年足らずの退職が頻回にある場合は、転職もスムーズに行かないことを覚悟しておくべきです。

新たな人間関係をつくるのがしんどい

転職することで人間関係をリセットでき、メンタル面で楽になる人もいます。

逆に、新たな人間関係を作るのがしんどい人もいます。

新たな人間関係をつくるのがしんどい、という人は無理に転職しない方が得策です。

転職しないメリット

転職しないメリット

  1. その職場でエキスパートになれる
  2. 長年貢献した人材として重用されることが多い

その職場でエキスパートになれる

一つの職場で長年勤務する人は、医療介護業界でも少なくなってきました。

それだけ、転職市場が活性化していると言えます。

一つの職場で長年勤めていると、その職場の細部まで知ることができます。

「わからないことはあの人に聞けば良い」ということになります。

まさにその職場の「生き字引」、エキスパートとして君臨できます。

長年貢献した人材として重用されることが多い

転職経験のある人が多数を占めている医療介護業界では、一つの職場で20年以上という人はあまりいません。

雇用する側としては、それだけ長く勤めてくれた人物として評価するでしょう。

場合によっては幹部として重用します。経営を任されることもあります。

転職しないデメリット

転職しないデメリット

  1. そこしか知らない
  2. 知識やスキルが限定的になる

そこしか知らない

一つの職場に長年勤務する、ということは必然的に「その職場しか知らない」ということになります。

その職場ではエキスパートですが、他では通用しない、ということです。

仮に、長年勤めていた職場が何らかの事情で閉鎖する、ということになった場合、老体にムチ打ってゼロからスタートし、年下の上司から指導を受ける、という事態になります。

勉強熱心な方は、自分のリスク管理もしっかりし、そう言う事態に備えて、新たな知識の習得やスキルアップに余念がありません。

井の中の蛙にならないようにすることが肝要です。

知識やスキルが限定的になる

一つの職場で長年勤めていると、エキスパートにはなれますが、知識やスキルが限定的になります。

例えば、訪問系のことは熟知しているが、入所系や通所系については知らない、ということです。

前述したように、一つの職場に依存することは必ずしも安心とは限りません。

安心してあぐらをかいていたら痛い目にあった、という人はたくさんいます。

他の事業所や業界にも興味を持って、知ることが自分の身を守ることになります。

結局、どっちが良いのか?

転職するメリット・デメリット、転職しないメリット・デメリットを挙げてきました。

結局、どっちが良いのか?

これは自分のライフプランをどうしたいか?、ということです。

転職してキャリアアップしていくのか、転職しないでキャリアアップしていくのか。

私自身は、いろんな職場で経験を重ねていきたい、という思いから転職を7回しました。

問題のある事業所や病院もあり、それはそれで勉強になり、次の職場でその経験を活かすことができました。

仕事が全てではありませんが、「どう生きていきたいのか」、が判断の決め手となります。

  • この記事を書いた人

みなと

30年くらい介護職やソーシャルワーカー、時々管理職。 介護福祉士、介護支援専門員、精神保健福祉士。 現在は精神保健福祉士として活動中。 介護職やソーシャルワーカーの賃金と地位向上を目指して日々邁進。 転職、スキルアップについて発信中です。

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