ソーシャルワーカーや介護職員になったけど、具体的なスキルアップの方法が分からない、という方もおられると思います。
私自身は、約30年ソーシャルワーカーや介護職員をやってきました。常に「自分の能力を高めるためにはどうしたら良いか」を意識して仕事をしてきました。
スキルアップすることで、昇進できたり、賃金アップにもつながります。
今回は「ソーシャルワーカーや介護職員の具体的なスキルアップの方法」について、書いてみました。
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自分に不足しているスキルはなんなのか、俯瞰する
相談場面や実際の介助など、様々な業務の中で、自分にとっての得意・不得意が自然と分かるようになると思います。
大切なのは、不得意なことを意識する、ことです。
そして、不得意なことをそのままにしておかない。不得意なことから逃げない。
不得意なこと、苦手なことの原因は、「知らないこと」なのです。
「知らないこと」を「知っていること」にしておくだけで、苦手意識がうすくなります。
「知っていること」にするためには、どうしたら良いか?
そのためには、
・集中的に勉強する
集中的に勉強する=知らないことをできるだけ、少なくするために、苦手な内容についての情報をできるだけインプットします。
今はネット上にたくさんの情報があふれています。苦手なことを克服した先輩が必ずいるはずです。
克服した方法をたくさん仕入れておきましょう。
・本を読んだり、動画で学ぶ
体系的に学ぶには本を読むことが一番良い方法です。ソーシャルワーカーにとっての相談援助技術や、介護職員にとっての介護技術について書かれた本はAmazonで探すことができます。
また、具体的な介護技術については、YouTubeでも参考になる動画が増えてきました。動画ですので、非常に分かりやすいです。
・研修に参加する
有料の研修に参加することは、その後のモチベーションにも繋がります。研修に参加する人は、同じ目的を持って参加しているはずです。講師からの講義はもちろん、グループワーク等で仲間ができることもあります。
どういうソーシャルワーカーや介護職員になりたいのか、目標をもつ
ただ漫然と日々の業務をこなすだけでは、スキルアップや賃金の向上には繋がりません。少しでも仕事を楽に、そして賃金をアップさせて、充実した人生にしたい、と考えるのであれば、目標を持つことが大切です。
目標となるモデルを見つける
職場で周りを見渡せば、様々な職員がいます。
その中で、あなたが尊敬できる職員がいるでしょうか?
仕事も家庭も充実している上司や先輩がいるかも知れません。ですが、そういう人が全くいない、と思っている人もいるかも、ですね。
尊敬できる上司や先輩がいるのであれば、可能な限りその人の真似をしてみましょう。
「なぜ、あの人にはできて、自分にはできないのか?」を考えることが大事です
患者さんや利用者さんへの声かけの仕方、電話での話し方、介助の方法等、学ぶべき点はたくさんあるはずです。
また、真似てみて実際にどうだったか。自分自身で振り返ってみましょう。
上手くいったのか、いかなかったのか。上手くいった要因、上手くいかなかった要因はなんだったのか。
自分自身で振り返ることこそ、スキルアップの第一歩になります。
PDCAサイクルを意識する
今まで書いてきた内容に重なりますが、スキルアップにはPDCAサイクルの考えが必要です。
PDCAサイクルとは、
・P=Plan 計画
・D=Do 実行
・C=Check 評価
・A=Act 改善
のことです。
P=自分自身の苦手を意識し、知らないことを知るように計画する
D=本や動画で勉強したり、研修に参加したりする。学んだことや、上司・先輩を真似て実践する
C=実践したことを振り返ってみる
A=上手くいかなかったことを改善する。PやDに戻って再度実践する
まとめ
ソーシャルワーカーや介護職員のスキルアップの方法について述べてきましたが、今回はあくまで概要です。
今後はもっと具体的に、分かりやすく、スキルアップやキャリアアップ、賃金アップについて記事を重ねていきます。
どうぞ、よろしくお願いします。