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スキルアップ

全ての経験は糧になる

2020年9月21日

みなと

30年くらい介護職やソーシャルワーカー、時々管理職。 介護福祉士、介護支援専門員、精神保健福祉士。 現在は精神保健福祉士として活動中。 介護職やソーシャルワーカーの賃金と地位向上を目指して日々邁進。 転職、スキルアップについて発信中です。

ソーシャルワーカーの仕事をしていると、「感情労働」がゆえに精神的に落ち込んだり、自分を否定したり、ついには仕事を辞めたくなったりすることがあります。

他人を支援する難しさ、を現場にて実感しますが、こういった経験は必ずしもソーシャルワーカー自身を否定することではありません。

今回は、ネガティブな経験も含め全ての経験は糧になる、ということについて書いてみます。

Contents

ワーカーだって人間だもの。

支援をしていくなかで、患者さんや利用者さん、家族に対して否定的な感情を持つことがあります。

攻撃の対象となったり、理不尽な要求をされたり、強い口調で言われたりされると、怒りがこみ上げたり、あるいは激しく落ち込んだりします。

上司や同僚は慰めたり同情してくれますが、なかなか自分の気持ちがおさまらないこともあります。

「どうしてこんな仕事を選んでしまったのだろう」

「こんな職場に来なければ良かった」

「自分はこの仕事には向いていない」

「訳の分からない人はもう相手にしたくない」

こんなことを思い、そしてこんな思いが頭の中でずっとループします。

精神的に参ってしまう状況です。

こんな時、否定的な感情を排除したり、逃げ出したくなることもありますが、ワーカーだって一人の人間なのです。

ありのままの感情を認めて良いのです。

否定的な感情を認めた上で、どうしていくか、です。

いろんな人を支援していく中で、全てがうまくいくとは限りません。感情的になったりめんどくさいことも多々生じます。

しかし、事例を通してこそお互いを知ることができるのです。

自己覚知、が大事

自分がどんな人間かを知ることは結構難しいです。

だからこそ、自分の行ったことの振り返りが重要だったりします。

自分にとって何が大切なことなのか、ケースに対してどんな不安や恐れ、戸惑いがあるのかを知ることが大事です。

自分と向き合うこと、そして自分を知ること。

「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」なのです。

全ての経験が糧になる

ワーカーとして仕事をしていると、様々な人生に付き合うことになります。

これら人生に付き合うこと、もワーカーの人生の一部です。

そしてこれこそがワーカー自身の人生の糧となるのです。

無駄なことは一つもありません。

  • この記事を書いた人

みなと

30年くらい介護職やソーシャルワーカー、時々管理職。 介護福祉士、介護支援専門員、精神保健福祉士。 現在は精神保健福祉士として活動中。 介護職やソーシャルワーカーの賃金と地位向上を目指して日々邁進。 転職、スキルアップについて発信中です。

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