
介護業界に勤めていると、介護業界しか知らない、というリスクがあります。
それはそれでエキスパートとなって思う存分、スキルを発揮すれば良いのですが、必ず行き詰まることがあります。
専門バカにならずに、行き詰まることにならないためには、他の業界を知ること、そして他の業界との人脈を持つことが大事です。
他業種を知り、人脈を持つと、次の3つの大きなメリットがあります。
・自分の専門分野と他の業界を掛け合わせることで、強みを倍増させることができる
・行き詰まった時に大きなヒントになる
・起業のアイデアが湧く
それでは、この3点について詳しく書いていきます。
Contents
自分の専門分野と他の業界を掛け合わせることで、強みを倍増させることができる

自分の専門分野について、ある程度の知識やスキルを持っていることは当たり前です。
それら、自分が持っている専門分野の知識とスキルに、他の業界から得た知識やスキルを掛け合わせると、何倍もの強みを持つことができます。
例えば、介護分野の専門知識・スキルとIT分野から得た知識を掛け合わせると、業務の効率化が図れることはよく知られていることです。
他に、介護と飲食業界を掛け合わせると、出張調理や自施設でのカフェ設置での地域交流といった例があります。
単純に介護だけをやっておけば良い、ということではオリジナリティに欠けます。
地域で同業他社との差を出そうと考えているのであれば、他業界の知恵を借りるべきです。
行き詰まった時に大きなヒントになる

事業所の運営や経営について、行き詰まることもあるでしょう。
特に経営については、介護業界生え抜きであれば数字に慣れておらず、わからないことも多々出てきます。
また、人のマネジメントについても、単純にシフトを組めば良い、ということだけでは納まりません。
こういった時、他業界は積み重ねてきた歴史があります。
介護保険は始まってまだ20年余です。
他業界での先達の知恵を借りるべきです。そういった、経営やマネジメントの本は星の数ほどあります。
学ぶことで大きなヒントを得、行き詰まりから躍進へと繋がります。
起業のアイデアが湧く

他業界から学ぶことを続けると、起業したい思いに駆られることもあります。
介護業界は介護報酬によって、国から給料を決められているようなものなので、事業として物足りなさを感じる人もいるでしょう。
介護報酬に縛られない事業で創業している人もたくさんいます。
一介護事業所の管理者にとどまらず、起業し、自分自身の力でビジネスを行うことは大きな自信にもつながります。
若き管理者へ
自分の専門分野を極めることは、専門バカになることではありません。他の分野の知識やスキルも取り入れながらオリジナリティを突き詰めることです。
組織も個人も他のものを取り入れながら、変化進化することが最も強くなります。
「他の業界のことは興味ないから」とか「自分には関係のない世界のことだから」という姿勢でいると、いつか時代遅れの専門バカに成り下がってしまいます。
積極的に他の業界を知る、興味を持つようにしましょう。