どんな職場にも「言い方のきついお局様」がいるでしょう。
医療や介護の職場は女性が多いので、こういったお局様が必ずいます。
「いない」、という職場は宝くじで12億円当たるくらいの確率と同じだと私は思っています。
言い方がきついので、お局が原因で退職してしまう人もいます。
私自身の経験ではお局に散々虐められて、事業所で貴重な理学療法士が退職してしまったことがありました。
さらに酷いケースでは、利用者を集められなかったことに対して、お局を筆頭にオーナー一族が管理者を責め立て、自死に追い込んだケースもありました。
言い方のきついお局は根絶すべきです。
しかし、この手のお局は絶滅することはないでしょう。
鬼滅の刃の鬼よろしく、次から次へ伝播し湧いてくるのです。
ならば、対処法をしっかりと身につけておけば、お局という鬼に食われることもありません。お局滅の刃で、お局を退治しましょう。
今回は、言い方のきついお局様への対処法として論じていきます。
Contents
言い方のきついお局様の心理
言い方のきついお局様の心理状態とはどのようなものでしょうか?
考えられるのは以下の4点です。
「私こそが正義!」
自分のやり方が正しくて、少しでも違うことは許されない。
自分の意見を通したい。
自分の意見を是が非でも通したい心理状態のため、声が大きくなり言い方もきつくなります。
周りに敵を作るばかりです。
「私をもっと認めて!」
きつい言い方をすることで、相手を承諾させて自分を認めさせる。
そのような方法で承認欲求を満たしてきた人です。
良好な関係を作って、承認欲求を満たせる方法を知らない人だと言えます。
「私の方が優れている!」
相手への敬意も何もなく、自分の方が優れている。
言いくるめてやる。
そのような状態です。敬意がないので、言葉も乱暴です。
「否定されるのが怖い!」
たまにお局様を見事に論破する人もいます。
論破されたお局様はまさに「青菜に塩」状態です。しかし、大方のお局は論破しようとすると、さらに輪を掛けてきつい物言いをします。
それだけ自分を否定されるのが怖いのです。
他人からの忠告などは受け付けない、ましてや自分が正しくないとされることに対しては、到底受け入れられないのです。
歳はとっても未熟さが見え隠れてしています。
きつい言い方をするお局様への対処法
近づかない
近づかないのが一番です。
しかし、同じ職場ですので、まったく近づかないということは不可能です。
この「近づかない」というのは物理的な距離ももちろんですが、心理的にも近づかない、ということです。
きつい言い方をする人のそばにいると、あなたも誰かにきつい言い方をしたくなります。
感化されてしまうのです。
感化されないよう、できるだけ近づかないで、距離をとっておくことです。
まかり間違っても、お局様と徒党を組むようなことにならないようにしましょう。
スルーする
お局様からきつい言葉を浴びせられても、スルーすることです。
「言葉を受け止めない」ということです。
反応しない、というスキルになりますが、他人の言動に私たちが反応するからきついのです。
反応しなければ、きつさなんて感じる必要がありません。
「だから、何なの」という心構えでいきましょう。ただし「だから、何なの」という態度は表に出さないようにしておきましょう。
反論せず「おっしゃる通りです」と返答し、表面的に承諾する
お局様は「他人から認められたい」という気持ちが強くあります。
それならば「認めてあげましょう」
「あなたは凄いんですよ」
「今まで一所懸命頑張ってこられましたね」
そんな言葉をかけてみてください。
お局様、泣きますから。
それだけ、認めて欲しい気持ちが強いんです。
「おっしゃる通りです」というだけでも良いです。ただし、心の底から承諾しなくて良いです。
表面的にでもお局様を認める言葉かけをすると、当たりが柔らかになります。
まとめ
どんな職場にもいるお局様、特に医療介護の現場では絶対にいます。
お局様自身は、一所懸命頑張っている気持ちが強い、と私は感じています。
それゆえ、他人の出来てなさ、を責めがちになります。
「私はこんなに頑張っているのに」
そういう気持ちでしょう。
お局様のそんな気持ちを推察しながら、上記の対処法を実践することは「お局マネジメント」になります。
お局マネジメントのスキルを習得することは、職場内での地位を確固たるものにし、ひいては賃金の向上に繋がります。